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「7つの習慣」 スティーブン・R・コヴィー著 ‐ 本の紹介 ‐
「自分の人生を生きるための入門書」 「より良い人生を送りたい。」 「自分の人生について真剣に考えたい。」 「自分の人生のコントロール権を取り戻したい。」 そんな人に出会ったら、私はまず最初に、 この本を紹介することにしています。 「7つの習慣」は「自分の人生を生きるための入門書」 として最適だと思うからです。 |
それは、
- 200年に及ぶ智恵のエッセンスが凝縮されている
- 理解を深めてくれる「例え話」や「実例」が豊富
- 実践に向けての配慮がある
と思うからです。
詳しく説明しましょう。
200年に及ぶ智恵のエッセンスを凝縮
著者のコヴィー博士は次のような研究に取り組んだといいます。その研究というのは、
1776年、アメリカ合衆国の建国以来、アメリカで出版された「成功」に関する文献をすべて徹底的に調査するという研究であった。つまり、自己改善や一般向けの心理学、あるいは自助努力などの分野で、何百冊という本・記事・論文などに目を通し、その中身を調べるというものであった。
スティーブン・R・コヴィー著 「7つの習慣」 キングベアー出版(1996年) 8ページより
というものです。つまり、この本には200年間にも及ぶ
人生の智恵のエッセンスが凝縮されているのです。
下手な本を10冊読むよりも、「7つの習慣」を10回読むほうが、
よっぽど勉強になると確信を持って言えます。
というよりも、一回読んで本棚にしまって置くには
本当にもったいない良書だと思います。
私も、何度もこの本に目を通していますが、
読む度に、自分の成長に応じた新しい発見があります。
理解を深めてくれる「例え話」や「実例」
また、この本の特徴として例が豊富で、その質も秀逸ということがあります。一般化された抽象的な理論を学んで、なんとなく理解した気になっても、
その知識が現実世界とリンクしておらず、実際に応用しようと思ったときに、
はじめて理解の浅さに気がつくことがよくあります。
その点、この本では豊富な例のおかげで理論と実際の繋がりが
イメージしやすいようになっています。
「知識」が「智恵」になるような配慮がなされているということです。
ただし、例が多い分、人によっては文章が冗長だと
感じることはあるかもしれません。
実践への道しるべ――「応用の提案」
ただし、どんなに理解を深めたとしても、実際にそれを応用に移さなければ意味がありません。
「7つの習慣」では、この実践のための道しるべとして、
第1~第7の習慣それぞれの解説のあとに、
「応用の提案」として実践例が示してあります。
そういった意味でも、「7つの習慣」は、
自分の人生を生きるための入門書に最適だと思います。
ただし、入門書に最適とは言っても、
それは決して内容が浅いという意味ではありません。
既に書いたように、読み返すたびに、自分の成長に応じた発見があります。
読めば読むほど深い洞察を与えてくれます。
「7つの習慣」が目指すのは?
さて、内容はというと第一部として、パラダイム、インサイド・アウト、個性主義と人格主義、P/PCバランスなどの
「7つの習慣」の基本的な考え方が書かれています。
次に第二部では、第一の習慣(主体性を発揮する)、
第二の習慣(目的を持って始める)、第三の習慣(重要事項を優先する)
を通じて、依存状態から自立を目指します。
つまり、人生における個人的な問題に対処して、
自分の人生を自分のコントロール下に置く能力を高めることを
目指していると言ってよいと思います。
続く第三部では、第四の習慣(Win-Winを考える)、
第五の習慣(理解してから理解される)、第六の習慣(相乗効果を発揮する)
を通じて、自立から相互依存を目指します。
つまり、自立を通じて他者に頼る依存関係を抜け出したら、
次は他者との協力関係を築き、シナジーを目指そうということ
だと言ってよいと思います。
そして、最後の第四部では、第七の習慣(刃を研ぐ)では、
最新再生を目指します。
これは、「刃を研ぐ」という言葉通り、
自分自身の能力を高めていこうということです。
このように、「7つの習慣」では人生における、
個人的な側面(学業、職業、趣味など)から始まり、
あらゆる人間関係に至るまで人生全体に関わる
深い洞察を与えてくれる本です。
自分の人生を生きたいと感じている方には是非
というわけで、自分の人生を真剣に生きたいと感じている方は、是非、「7つの習慣」を読んでみてください。
(そういう意識の方は、既に一度くらいは目を通している方が
ほとんどのような気がしないでもありませんが……。)
最後に注意点ですが、書店などで購入を考えている場合は、
今回紹介した「7つの習慣」と似た名前の「7つの習慣 最優先事項」
という本があるので間違えないようにご注意ください。
「7つの習慣」と「7つの習慣 最優先事項」の違いですが、
「7つの習慣 最優先事項」では「7つの習慣」の中の第三の習慣である
「重要事項を優先する」について深く書かれていると
思っていただければよいと思います。
まずは「7つの習慣」を読んでみて、興味がわけば、
「7つの習慣 最優先事項」を読んでみればよいと思います。
ちなみに、それぞれの副題を含めた正式名称は、
『7つの習慣―成功には原則があった!』
『7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則』
です。(アマゾンにリンクしてあります)
[詳細情報] | <こんな人にオススメです>
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